2009年9月13日日曜日

きみが見つける物語 十代のための新名作 放課後編 (角川文庫) (文庫)角川文庫編集部 (編集)

『きみが見つける物語』シリーズの放課後編です。このような編集ものは、ある時期売れてその後廃刊と言うことが多いので、早めに紹介しておきますね。
とにかく『きみが見つける物語』放課後編は、間違いなく面白いです。読むべきです。
名を連ねる作家は、橋本紡、星新一、石田衣良、浅田次郎、宮部みゆき。実力と人気を兼ね備えた作家たちです。
まあ、この好みにもよるのでしょうが、私は、浅田次郎、宮部みゆきが特に面白かったです。
10代のための名作編集なのですが、何歳でも読んで面白いものは面白い、ということでしょうか。

私の評価
☆4つ

☆☆☆☆★


きみが見つける物語    十代のための新名作 放課後編 (角川文庫)

角川グループパブリッシング
売り上げランキング: 110966
おすすめ度の平均: 3.0
3 ちぐはぐ感
3 放課後って?

2009年9月9日水曜日

夜のピクニック (新潮文庫) (文庫)恩田 陸

『夜のピクニック』は本屋大賞を受賞しています。本屋さんが、みんなに読んで欲しい本のアンケートをとり、ある年度の一位を獲得しました。
だから、間違いなく面白いです。ただし、わたしは、このテーマにしては面白い、という感想です。恩田陸の力量がなければ、このような作品は生まれなかったとは思います。
『夜のピクニック』は、ある高校の「100㎞を歩く」恒例行事を舞台に、高校生たちが成長していく物語です。青春小説です。読後感は爽やかです。でも、何か物足りない感じがするのも事実です。何なんだろう……。
でも、呼んで絶対損はない小説であることは間違いありません。

私の評価
☆3つ

☆☆☆★★

4つでもいいんだけど……。



夜のピクニック (新潮文庫)
恩田 陸
新潮社
売り上げランキング: 6045
おすすめ度の平均: 4.0
4 読後感の良い青春小説
3 完璧さがアダに
5 夏の夜の花火のように
3 ストレートな青春小説
5 きらきらした自慢の宝物を見せられた気持ち